違反キップの割引なくして支払いなし

交通違反切符の割引を停止するという交通相の提案に対して、警察は「割引しないと支払いが実行されない」として、意見を述べていますので紹介します。記事原文は下記URLを参照してください。
https://www.thestar.com.my/news/nation/2019/01/30/discounts-only-a-quarter-of-5mil-summonses-last-year-were-settled/#gp2d16sFlqdwutrH.99



Quote
昨年発行された5百万通の違反切符に対してたった4分の一しか支払われていない


警察の交通調査取締局が発表した概要は以下の通りです。


「交通警察が2018年に全国で発行した5.7百万通の違反キップのたった25%しか支払いがされていない。


平均的には、毎年5百万通の違反切符を毎年切り、その30%が支払われている。交通相が、違反キップの割引停止を言っていることは承知している。それが運転者への抑止効果があることは、個人的には理解する。しかし、交通調査取締局としては、割引をしないと罰金を支払う人の数はもっと少なくなる。政府の収入にも影響する。
スピード違反、信号無視、運転中の携帯電話の使用を含めた上位6件の違反には厳しく対応している。これらの違反をしたら値引き無しで違反者は支払わなければならない。


道路運送局(JPJ)と交通相、およびそのスタッフとゆっくりと話し合い、解決策を見出す予定にしている。交通相の現在の違反者への対応方針の理由に付いては理解している。


かつて警察は、罰金を支払わない違反者に法廷に出頭するように通知していた。これに対して多くの反対意見が寄せられた。一般的には違反の多くはスピード違反と、駐車違反だった。


一方では、交通事故死者の数は2017年6,265人に対して、2018年は5,870人に減少している。重大事故の件数も2017年2,468件に対して、2018年2,242件と同様に減っている。


しかしながら、交通事故の合計件数は、2017年533,875件に対して、2018年548,598件と増加している。これは毎年車の数がずっと増え続けているのが原因だと分析している。JPJの統計では少なくても27.4百万台の車が路上で使用されている。


二輪車の交通事故死者の数が最も多い記録を示している。2018年の6,284名の交通事故死の65.7%、4,128名が二輪車の運転手だった。」
Unquote


以上の数字はマレーシアの道路上での事故の実態を示すものです。交通違反の数に付いては、以上に加えて、各地方当局が発行する駐車違反通知は別にあります。

×

非ログインユーザーとして返信する