許認可手続きの遅れ

バスの営業免許の更新がストップしているようですが、このことに付いて、交通相は声明を出しています。


今、マレーシアでは許認可の見直しが各機関で実施されているようですが、昨年バリサン ナショナルからパカタン ハラパンが政権を奪取し、許認可に付いてのプロセスの見直しが行われている動きの一環だと思われます。記事原文は下記URLを参照願います。
https://www.thesundaily.my/local/minister-asks-bus-operators-to-be-patient-KB553518



Quote
“交通相がバス業者に「もう少し待って」と語っています ”


交通相はバス業者に対して、次のように語っています。


「陸上公共交通局(APAD)が更新許可の手続きの不備を修整しているので、もう少し待って欲しい。APADは更新申請を受け取っており、現在手続き中だ。しかし、今は局の転換期であり、通常よりも時間がかかっている。我々はシステムを改善する道を探索している。」


APADは昨年解体された陸上公共交通委員会(SPAD)の機能を引き継いでいます。


交通相はさらに語っています。「問題は、昨年の12月に営業免許更新カウンターが2週間閉鎖されたことで、問題がさらに悪化しました。その2週間の間、何も進めることが出来ず、関係者にカウンター閉鎖の通知を送ることぐらいしかすることがありませんでした。


システムに欠陥があるのは認めるが、対応はしてきている。システムを改善する一つの方法として、許可更新や全てのタイプのバスの要望をオンライン化することを見据えています。APADには出来るだけ早く、その業務の理解のため、バス業者と対話するように促しています。」


営業免許更新の遅れで影響を受けたグループは、急行バス、スクールバス、従業員バス、チャーター バスの運営会社でした。


周遊バス マレー半島協会は、最近政府に対して、結果として免許更新が出来なかった問題が何故起こったのかを見出すように求めています。


チャーターバスおよびスクールバス協会はこの遅れで30%のバスが使えなかったと言っています。「許可なしでは、道路税も保険も更新できないので、車検にも出せない。そのため、業者は外部に仕事を出さざるを得ず、コストが余計にかかった。」


Unquote


許認可全般に付いて、新政権はその手続きに不正がなかったかを見極めているため、一時ストップや大幅な遅れが出ているのではないかと思われます。


経済よりも透明性の確保が優先される方針のように見えます。これに手をつけると、際限のない不正の山が次から次に出てくるかもしれません。(あくまで勘ですが)

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