ガソリン価格の上限発表

Ron95のガソリン価格の上限価格が発表になりました。Ron95というのはオクタン価が95ということで、マレーシアで使われている90%以上がこのRon95です。ちなみに日本のレギュラーガソリンのオクタン価は90でハイオクは100なので、マレーシアのガソリンはその中間の値ということになります。また消費量は少ないもののロン97というガソリンもマレーシアでは販売されていますが、これはオクタン価が97ということになります。


このキャップ価格に付いてのニュースを紹介します。記事原文は下記URLを参照してください。https://www.thestar.com.my/news/nation/2019/02/27/finance-ministry-govt-to-cap-price-of-ron95-petrol-at-rm2dot08-per-litre/#pWwsC2Rkcyf4UIbJ.99


Quote
“財務省:政府はRon95の上限小売価格をリッター2.08リンギに設定”


財務相はRon95のガソリン価格に付いて、2月27日の声明で次のように発表しました。


「内閣は、Ron95の価格の上限を、リッター当たり2.08リンギに設定し、マーケット価格がこれを上回った場合でも、補助金で補填する。マーケット価格がこれを下回った場合には、2.08リンギ以下になる。内閣でこれに付いて同意されている。」


現在のガソリン価格はRon95がリッター当たり2.08リンギ、Ron97が2.38リンギ、ディーゼルは2.08リンギになっています。


1月の時点で、同相は「政府は原油価格の下落の恩恵を消費者が享受できるように、ガソリン価格を週ごとの変動価格制にすることを決定した。原油の世界価格が上昇した場合には、消費者を保護するため、Ron95の小売価格は補助金を使って上限を設定する。」と語っていました。


Unquote


ガソリン価格を日本と比べるとかなりの価格差があります。マレーシアが大体60円なので、日本の140円がらみと比べると、日本の価格はマレーシアの2.4倍近いことになります。車の本体価格は日本が圧倒的に安いのですが、ガソリン価格、車検費用、修理費、自動車税、高速道路料金など、車の保有、維持費は日本が高額であることが分かります。


それともう一つ、補助金を外国人のユーザーも受けられるのかに付いては不明であることです。筋から言って、外国人が補助金を受けるのは少し違うような気がします。外国人でも、駐在員で給与所得を得ている場合には、所得税を納付しているので、また、SSTや道路税を納付しているので補助金を受ける権利があるという説も成り立ちそうでもありますが、どうなるでしょうか。

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