マレーシアへの観光客数

マレーシアに入国する観光客数が2年連続で、微減ですが、減少しています。この件に関するニュース記事を紹介します。記事原文は下記URLを参照してください。
https://www.thestar.com.my/news/nation/2019/03/22/putting-the-shine-back-in-malaysias-tourism-industry/#WpoyEj7W7bvFul66.99


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“マレーシアの観光産業に光を取り戻せ”


マレーシアの観光業界は、ここ3年入国する観光客数が減少していて、試練に直面していますが、これから明るい空になるチャンスはまだあります。


ツーリズム マレーシアのポータルサイトであるhttp://mytourismdata.tourism.gov.my/による最新の数値によると、2016年は26.76百万人、2017年は25.95百万人、2018年は25.83百万人で、3年続けて減少しています。2018年の減少は主にシンガポールからの来訪者数が14.6%減少したためです。2018年のシンガポールからの来訪者数は10.62百万人で、2017年は12.44百万人でした。


また、観光業界では、2018年は中国からの来訪者数の減少をレポートしているいくつかのニュース レポートがあります。しかし、ツーリズム マレーシアが公表している数値は、2018年は中国からの来訪者は28.9%伸びており、2017年の2.28百万人に対して2018年は2.94百万人となっています。


マレーシア ツアーおよび旅行代理店協会(MATTA)会長は次のように語っています。
「全体的な来訪者の減少に対して、緊急的な行動が必要だということだ。マレーシアはカムバックすることが必要だ。多くのシンガポール人はマレーシアに来たがっているので、ジョホール コースウエーとセカンドリンクのチェック ポイントに、入国の便に供するためと、スピードアップのため、もっと入国審査と関税のレーンを増やすべきだ。


また、特に自分で運転してくる観光客に、マレーシアが安全でないという間違った印象を正すためのマーケッティングの努力を増加する必要がある。タイ、日本、南朝鮮を含めて、シンガポールからの観光客を呼び込みたがっている他国と競争するための観光の呼び物を引っさげることが必要だと思う。シンガポール人にもっと積極的にマーケッティングできる可能性の一つは、食の体験を捜し求めるシンガポール人にますます人気が出ているといわれるイポーなどがある。


もっと観光客をひきつけるもう一つの道は、マレーシアに安定して来訪の増加する国に焦点を絞ることです。」


2014年から2018年のツーリズム マレーシアの来訪者数はシンガポールがトップで、インドネシア、中国、タイ、ブルネイと続きます。トップ10は、1.シンガポール、2. インドネシア、3.中国、4.ブルネイ、6.インド、7.フィリッピン、8.南朝鮮、9.日本、10.オーストラリアとなっています。


統計によると、過去5年で来訪者数が高い成長率を示しているトップ テンには入っていないほかの国々がありました。それは、ベトナム、カンボジャ、ロシア、ベルギー、スペインです。「これらの国々からの来訪者を伸ばすために焦点を当てたマーケティングが必要だ。」とMatta会長は述べています。「マレーシアのそれぞれの州には売り物があり、我々は効果的結果を出すために、てこの原理を効かせなければならない。例えば、ロシア人は海岸を好むし、ベトナム人やカンボジャ人はKLや買い物を好み、スペイン人は自然を好む等等。インド人はポーランド、チェコ、ハンガリーなどのヨーロッパ諸国、東アフリカ諸国とともに、空の便が便利なので、もう一つの高い可能性がある市場です。」
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観光地としてのマレーシアの魅力とはなんだろうかと、改めて考えてみると、書ききれないほど多くのものがあげられますが、遠隔地からわざわざ来るほどの魅力かという問題に突き当たってしまいます。やはり、シンガポール、中国、インドネシアなどの近隣諸国をターゲットにすべきではないかと考えてしまいます。

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