外国人の需要が欲しい

マレーシアは国を挙げて外国人観光客の取り込みに毎年取り組んでいますが、今年の第一四半期の達成状況についての記事を紹介します。


政府は外貨獲得手段として外国人の取り込みを目指しており、外国人観光客相手の商売をしている人の事業にとっては追い風になり、政府方針を歓迎しているのは当然としても、一般のマレーシア人はどうなのでしょうか?


観光客から何の恩恵も受けない人にとっては、外国人の需要が多い分野では、需要増による価格の高騰があり、必ずしもウエルカムではないのではないでしょうか?


しかし、マレーシア全体を見ると、供給力に対して需要不足は明らかであり、投資に見合った需要は不足しています。


卑近な例で言うと、マレーシアにはざっと数えると110ヶ所を超えるゴルフ場がありますが、一部を除いて、いつでも予約無しでプレーできる状態で、よくこれでキャッシュフローが回っているものだと思わずにはいられない状況です。事実、私が会員になっていたカジャンヒル ゴルフコース、プランサン テンプラー ゴルフコースは住宅開発のため、前者はトロピカーナに、後者はSPセティアにそれぞれ売却されてしまいました。その他にも閉鎖の噂のあるゴルフ場はまだまだある状態です。日本のゴルフ場とは異なり、会員に対しては払い戻しが実施され、会員には閉鎖に伴う損害は私の場合はありませんでした。


そういった意味では、外国人を呼び込んで、空いた供給力を活用してもらいたいという願いはよく分かります。


記事原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/rm21-4-billion-from-tourism-in-first-quarter-CI1039004



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“第一四半期は観光収入が214億リンギ”


ツーリズムマレーシアによると、第一四半期の観光収入は214億リンギで前年同期の16.9%増となりました。観光客の到着数は前年同期の2.7%増とのことです。


昨年全体の観光客到着数は2,580万人、観光収入は841億リンギでした。その結果マレーシアを訪れた観光客数は世界15位、観光収入では21位となりました。


2020年マレーシア訪問イヤーのキャンペーンではデジタル マーケティングを活用し、#VisitMalaysia2020, #VM2020 and #MalaysiaTrulyAsia. などのウエブサイトを使っていくとのことです。


「影響力が強いSNSをフルに使い、2019年6月20日現在、ツーリズム マレーシアのフェースブックのフォロアーは330万人、インスタグラムは7万3,000人、ツイッターは42万人、ユーチューブの視聴者数は4千5百万人となっています。


メディアに影響力を持つ人を含めた国際的メディアの担当者、ツーリズムのエージェントをマレーシアをもっとよく知ってもらうためにマレーシアに招き、大キャンペーンプログラムを実施して、2020年マレーシア訪問イヤーを実施しています。今年はじめから、各国86人の参加者がありました。」とツーリズム マレーシアの総部長は語っています。


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