人種の好き嫌い

人出不足は日本だけの現象ではなく、マレーシアも人手不足の状況のようです。そこで政府はアフリカ人を労働力として受け入れる案を出していますが、アフリカ人を受け入れるくらいなら、もっと中国人を受け入れるべきだとか、労働者を増やすのではなく、生産性を高めて人手不足対策とすべきであるとか、様々な反応があります。この問題についての記事を紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。
https://www.thesundaily.my/local/no-to-african-workers-DF1043757


Quote


“アフリカ人労働者は要らない”


通商および産業団体はアフリカ人労働者を受け入れようとしている政府の方針に、社会文化問題を引き合いに出して反対しています。彼らは、中小企業の30%は、労働不足問題が悪化すれば店を閉めざるを得ないとして、政府が新しい外国人労働者に付いての新しい政策の打ち出しを求めています。


一方マハティール首相は、「アフリカ人労働者を受け入れる話は単なる案であり、政府は何も決定していない。」と言っています。


人的資源相がプランテーション分野の人手不足に対応するため、アフリカ人労働者の受け入れについて、アフリカ諸国の大使と議論したと報じられ、産業界からはガクッと来る反応が出ました。


6月30日の南洋商報によると、マレーシアの雇用主連盟代表は「アフリカ人労働者は地元の文化に馴染めず、マレーシアにおけるアフリカ人の将来の雇用主にとって、アフリカ人の犯罪件数についてはいい印象を与えていない。


アフリカ人労働者を受け入れると彼らの望ましくない文化は地元や他の国からの労働者には悪い影響を与える可能性がある。」と言ってアフリカ人労働者受け入れに反対の声を上げました。


Unquote


アフリカ人を受け入れるぐらいなら、中国人を受け入れたほうがまし、とまで言われて、アフリカ人も嫌われたものです。民族の好き嫌いはどこの国にも、日本でも見られるので、この感情は理性では制御できない、どうしようもない部分なのかも知れません。

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