エア ビー アンド ビー

エア ビー アンド ビーという業態が急速に全世界的に伸びているようです。同社自体が物件を所有するのではなく、物件を所要するオーナー(ホスト)と利用者(ゲスト)をマッチングするというもので、人の褌で相撲をとって収益の一部を受けるという仲介業ですが、ホテル業界としても侮れない規模になってきています。


このエア ビー アンド ビーの規模の増加につき同社が出した声明文に対して、ホテル協会が反論しているので紹介します。原文はhttps://www.thesundaily.my/local/hotel-association-raises-doubts-over-airbnb-claims-NF1061168
ですが、それぞれの主張を明確にするため、引用文は記事を再構成しています。


Quote


“ホテル協会はエア ビー アンド ビーの主張に疑問符”


エア ビー アンド ビーは「過去1年間(2018年7月1日から2019年7月1日)に、3.25百万の利用者があり、直接的経済効果として30億リンギを生み出し、年対比で73%成長した。マレーシアのホストとゲスト間で、昨年は推定約30億リンギの直接的な影響を生み出し、成長の多くはユニークで本当の地元の体験を求める旅行者によるものです。


我々の、地域に於ける事業による直接的な努力も、直接的経済効果に含まれます。直接的な雇用、会社、従業員の支出、そして利用者の支出も含まれます。


エア ビー アンド ビーはマレーシアに53,000件の住居リストを持っており、世界中に60億件のリストを有しています。マレーシアは東南アジアで2年目となる高成長国となっています。政府はこの業態に対する観光税について、登録と徴税についての混乱があるので、明確なガイドラインを作ってほしい。」と主張しています。


これに対してホテル協会は「エア ビー アンド ビーが出している数値は計算方法が明らかにされていない。


マレーシアに53,000件のリストがあるという主張は、正当なホテルにとって、驚異的であり、心配の元です。観光芸術文化省は、国内約25万件の登録データベースを持っていますが、53,000件という数値は25万件の21%になります。


エア ビー アンド ビーのリストのオーナーが当局への提出前に観光税を徴収しているということは注目です。そのようなメカニズムは一般住宅には存在しません。税務署を通して徴税することが登録される前にこの税金を個人が徴収することは許されません。


業界の継続と成長のため、ホテル業界は業界、観光客の保護のため、多くの法に従っています。例えば、”1965客登録法”とがあり、すべての客は記録され、その情報は安全と保安のため、求めがあれば当局に提出します。全ての関係者が同じ条件、法律、税金の下で、業界に貢献している、すべての人にとっての土俵の水準を求めることは我々が目指しているものです。」と語っています。


Unquote


エア ビー アンド ビーは新たな需要を創造しているともいえる反面、ホテル業界とは、客をめぐる奪い合いの関係ともいえます。需要を超えた、施設(はこもの)の作りすぎという面があるのは間違いないと思われます。

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