ヘイズ

ヘイズの状況はその年の気象状況によって異なり、その程度は地震の予知よりも確実に予測可能なようです。今年のヘイズの予想についての話題を紹介します。記事原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/malaysia-unlikely-to-be-hit-by-haze-this-year-EX1088161



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“今年のマレーシアのヘイズは軽そう”


マレーシア科学アカデミー(ASM)会員によると、科学者が開発した技術を使った予測では、「今年のマレーシアのヘイズは軽くなりそう」とのことです。


同会員はマレーシア工業大学の教授でもありますが、アジアに於けるヘイズとバイオマスの燃焼についての2日にわたる展示会に出席後、次のように語っています。


「発見事項に基づき、気象学者を含めた科学者はヘイズの性質と効果範囲を決することが可能です。予測メカニズムとしての冬季東アジア モンスーン指標から得られる進化した知識により、国はヘイズの発生に対応した準備をした方がいいでしょう。


例えば、標準区分指標または、冬季東アジア モンスーン指標の数値が落ちれば、1997年、2000年、2003年、2004年、2005年、2015年のようにヘイズが激しくなるでしょう。


ヘイズに関するメカニズムについて、マレーシア科学アカデミー(ASM)は、熱帯泥炭研究所と協同で、気候と空気の質、泥炭地域管理、そしていかに木片材を電力、エネルギーに変換するかについての戦略を立てています。これが我々の戦略であり、キャッチ フレーズは“木片を燃やすことなく、エネルギーに変換しよう”です。これが我々の道です。


展示会で分かったことは、大気汚染の専門家であるオーストラリアを基盤とするシステム分析国際研究所のような国際組織と緊密に作業するほか、インドネシア、タイ、その他世界の科学者とも共有していきます。


しかしながら、最大の挑戦は、サラワクで紹介したように、2015年のヘイズが国と地域を襲ったような現象は殆ど見られないほど、泥炭地域を効果的に管理していくことです。


燃やすのに代わって、木片をエネルギーや電力に変換しても価格が低いので、戦略の一つは、経済的価値を考えメチルアルコールの価格は高いので、メタノールに変換していくことです。」


Unquote


インデックスの数値で、ヘイズの程度が予測できるという話と、泥炭を燃やすことなく、最終的にはメタノールに変換するという挑戦まで語られています。


ヘイズが酷いときには、視界も利かないぐらいになり、マスクが必須アイテムになります。事前にヘイズの程度が予測できるならば、いろいろと対処が可能になるのでウエルカムではありますが。

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