二件のパイプライン契約

中国主導のパイプライン 建設プロジェクトに関わる中国国有の中国石油パイプライン エンジニアリング社のHSBC口座から10億リンギが差し押さえられ、マレーシアの財務省が100%所有するスリア 戦略 エネルギー 資源 社に送金されたというニュースを紹介します。記事原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/govt-seizes-rm1-billion-from-chinese-state-firm-s-bank-account-XC1105330



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“政府が中国国有会社の銀行口座の10億リンギを差し押さえ”


ニュー ストレイト タイムスが報じたところによると、マレーシア政府は中国国有の中国石油パイプライン エンジニアリング社(CPP)の銀行口座の10億リンギを超える金額を差し押さえました。


この差し押さえは、1年近く前に、マレーシアがCPPが主契約者となっている23億米ドルの二つのパイプライン プロジェクトを保留した後に実行されたものです。


マレーシア政府は今月HSBCに対し、中国の会社が保有する資金をマレーシア政府財務省が100%保有するスリヤ 戦略的 エネルギー資源社に送金することを指示しました。


巨大会社である中国国有石油の一部門であるCPP社は、通知無しでの所有する銀行口座からの一方的な資金の移動に当惑しています。


マレーシア財務省、首相府、パイプライン会社のマレーシア事務所はコメントを出していません。HSBCも顧客の機密としてコメントを拒否しています。CCPの親会社である中国国家石油社もコメントを拒否しています。


2016年にCPP社は前政権の時代に、マレー半島600kmにわたる石油パイプラインとサバ州の662kmにわたるガス パイプラインの建設契約を勝ち取りました。しかし、2018年の総選挙でマハティールがナジブに勝利した後、マハティールによってプロジェクトは差し止められました。ナジブが行った中国との契約は“不公正”であるとして、再交渉またはキャンセルすると明言しています。


一方、今年に入って、東海岸鉄道は数ヶ月に渡る、関係を緊張させた交渉の末、コストの3分の1を削減し、建設を再開することが関係者間で同意されています。


Unquote


中国とずぶずぶの関係であった前政権との関係が、マハティールによって断ち切られたのはマレーシアにとっては幸運でした。


今回の差し押さえの根拠の詳細は不明ですが、キックバックなどの証拠をマレーシア政府が掴んだということなのでしょうか?南朝鮮のような国ではないマレーシアにとって、一度契約したものをキャンセルするということはかなり大変な作業だと思います。

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