マハティールの嘆き
マレーシアの与党PH(希望連合)は、マハティールのPPBM、アンワールのPKR、中国人のDAPの連合政権ですが、HP内部の抗争だけでなく、各政党内部の抗争が激しく、汚職も相変わらずで、このままでは次の総選挙で、政権を失うという声まで出てきています。
このような中で、マハティールが発言していますので、紹介します。記事原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/tun-m-don-t-be-like-umno-fighting-for-themselves-rather-than-the-collective-good-XY1133606
Quote
”トゥン マハティール:全体の善よりも自己の利益のために闘っているUMNOのようになるな”
PPBM会長の トゥン マハティールは党の特別総会で、党のメンバーに対して次のように語りました。
「私利私欲のために闘うのではなく、人種、宗教、国のために闘え。注意していないと、崇高な意図から始まったが、リーダーの私利私欲で終わったUMNOのようになってしまう。
我々は私利私欲で闘ってはおらず、人種、宗教、国のために闘っているので、全ての利益を共有し、後に引き継いだときに、敬意を持って尊敬される。
リーダーが人々の声を護らなかったら、人々によって拒絶されることになる。UMNOのようにならないようにしよう。我々は私利私欲ではなく党の苦闘のために闘っている。私利私欲を持った人は、人々は支持しないということを忘れてはいけない。
党よりも私利私欲を優先するリーダーには、引き継ぐべき知的フォロワーは少なく、党のイデオロギーのために闘うよりも、自分のことを考える政治屋で終わるだろう。いかに有能な政治的リーダーになるかを知らないリーダーを支持する人はいない。人々は私利私欲を持った人間を好まないので、我々は人々に拒絶されてしまうだろう。」
Unquote
新政権になっても、政権内部の汚職、権力争いは相変わらずで、人々の政治への絶望感は、残念ながら相当なもののようです。
演説中の、「人種、宗教のために闘っている」というのは、理解不能です。多民族多宗教のマレーシアにあって、それぞれの立場を維持するために闘っているという意味でしょうか?