ジャウイ文字

ジャウイ文字についての話題を紹介します。ジャウイ文字とはアラビア語をマレー語に表記する際に作られた文字で、コーランをアラビア語からマレー語に翻訳する際にマレー語にないアラビア語の音をマレー語として発音できるように考案された文字です。14世紀ごろから使われだしたといわれており、コーランは勿論、看板などにもこの文字が使われています。フェデラル ハイウエーでKLからPJに向かうときに、KLとスランゴールの境に門がありますが、ここにもジャウイ文字が門の上部に書かれています。
記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thestar.com.my/news/nation/2019/08/14/education-ministry-khat-now-known-as-jawi-ptas-of-vernacular-schools-have-say-on-lessons#4B4lHKDChG8Hu4Z4.99


Quote


“教育省:国民学校4年の親が、子供にジャウイ文字を習わせるかどうかを決定する”


教育省によると、「8月14日の閣議で、国民学校のPTAは、マレー語の教科で、児童がジャウイ文字を学習するかどうかを決定することが決まった。つまり、ジャウイ文字は国民学校での選択教科であることを継続するということです。」とのことです。


ジャウイ文字が小学校4年生のマレー語の教科書に掲載されることが先月発表され、大騒ぎになった結果、この決定がなされたものです。


前教育相を含め、様々な人が「ジャウイ文字は学校の教科の一部にするべきではなく、選択教科にすべきだ。」という意見を表明していました。


教育省は8月14日の声明で「中国学校やタミール学校では既に選択教科になっているが、国民学校ではジャウイ文字の学習がまだ義務のままです。来年から、国民学校の4年生はジャウイ文字をマレー語のカリキュラムの一部として予定通り教えることになります。閣議決定の通り、ジャウイ文字の導入問題が大混乱とならないよう、これ以上この問題が不正確に持ち上がらないことを願っています。教育省は教育システムのためになるように、誰とでも説明会を開催し続けます。


内閣はマレー語のジャウイ文字でテストや評価はしないことに拘って居り、マレー語の教科書では3ページだけのままです。」と発表しています。


Unquote


中国学校やタミール学校でジャウイ文字の学習は選択性であることは明確ですが、それ以外ではPTAが決定するとも言われており、義務化とはいいがたい状況で、あまりはっきりとはしていません。混乱は続くのではないでしょうか。


いずれにしても、コーランはジャウイ文字で書かれており、これが読めなければ、話にならないのが現状ですが。

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