マハティール、就任以来6回目となる日本出張

マハティールは今週金曜日から3日間にわたり京都出張ですが、概要を紹介します。この記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/mahathir-to-discuss-samurai-bonds-during-kyoto-visit-EC1343071
日本への出張は昨年5月の首相就任以来、6回目で、日本人の私よりも日本へ行く回数が多いのです。


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“マハティールは京都訪問中にサムライ債について討議する”


別のサムライ債の発行の可能性に付き、国際協力銀行(JBIC)総裁と討議するため、マハティールは同行総裁と日曜日(9月8日)に面談予定となっています。


先月、マハティール首相は、別のサムライ債発行を検討中だと語っています。


今年3月に2000億円の10年もののサムライ債をJBICの保証で発行しています。


今回の日本訪問スケジュールは、9月5日夜にロシアのウラジオストックから大阪に到着し、9月8日(日)に離日します。


9月6日(金)に同志社大学で人文学名誉博士号授与式典に参列します。これはマハティール博士に対する日本の学界による栄誉を表彰するものです。これはマレーシアのイメージを高め、2国間の更なる相互関係強化になります。


同志社大学144年の歴史の中で、マハティールは68番目の受賞者ということになります。受賞者の中には松下電器の創業者である松下幸之助、米国のエコノミストで、経済科学分野のノーベル賞、ジョン ベーツ メダルの受賞者でもあるジョセフ オーゲン スティグリッズもいます。


マハティールは、同じ日に京都にあるTOWA株式会社と、島津製作所の2つの会社も訪問します。


TOWAは半導体装置のメーカーで、マレーシアに1億円の投資を計画中です。
(ちなみに島津製作所は2016年にヌグリ スンビラン州で工場を稼動させています。)


2日目となる9月7日(土)にはその教育に伝統と近代時術を取り入れた唯一の日本の学校である立命館小学校を訪問します。陶芸教室、情報通信教室、ロボット教室、学校の生徒による茶の湯への参加が予定されています。


その夜、約200人の学生、駐在員で構成されるマレーシアからのディアスポーラ(国外居住のユダヤ人)の夕食会に参加します。


出張最終日の9月8日はJBIC総裁との会議、マレーシア メディアとの会見が予定されています。
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起債2回目となるサムライ債は10年物で規模は前回と同じ2,000億円の円建てで、円建ては金利が安いというメリットはあるものの、国際通貨としては強い円建てというリスクはあります。1MDBに関わる負担が重くのしかかっていて、やむにやまれず、という状況なのでしょうか。

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