財務相の見解

マレーシアの財務相が次ぎの2点について、発言しているので、要約して紹介します。


記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/pkps-deadline-ends-tomorrow-no-more-extensions-guan-eng-XN1429257


Quote


“財務相:申告漏れの自主申告(PKPS)の期限は9月30日で、延長は無い”


「ペナルティを15%に限定する修正申告の期限は9月30日で延長することは無いので、この機会を利用して、9月30日までに、内国歳入庁(IRB)に申告してください。」と、財務省が語っています。


別件ですが、RON95に対する補助金の有資格者を、低所得層である、B40(ボトム40とは所得が下位の40%に該当する階層)に限定するために、電気料金請求書を使って判断するという提案に対して、同相は


「国内通商消費者問題省がこの提案に対する公式声明を出してから、見解を出す。」としています。


国内通商消費者問題省の副大臣は「電気料金が100リンギから200リンギのB40のカテゴリーの人だけが、RON95の補助金を受ける権利がある。」と語っていました。


RON95の補助金については、前回の総選挙での現政権の公約であり、昨年11月の2019年予算に提案されています。


補助金メカニズムを通して、車の所有者はRON95の補助金を100リッター分を上限として、二輪車の所有者は40リッターを上限としてそれぞれ受け取れることになっています。


Unquote


最初の話は、囚人のジレンマ、もしくはチキンレースを連想させる話です。意思決定論の教材に使えそうな話ではあります。


二番目の話は、B40には入らないが、電気料金が100リンギにいかない人はどうなるのかという疑問が出てきます。一つのことだけを基準にして、全く別の問題を決定するというのは、無理が出てきます。

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