二輪車による乗客輸送サービス

正式な法制化はまだですが、二輪車による乗客輸送サービスが行われつつあります。車のモバイルを活用した乗客輸送サービスを行っているグラブが二輪車によるサービスを開始したというニュースを紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thestar.com.my/news/nation/2020/01/04/grab-kicks-off-bike-hailing-service



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“グラブが二輪車を使った乗客輸送サービスを開始”


KLCC周辺に限定したサービスですが、グラブがモバイルのアプリを利用した、二輪車による乗客輸送サービスを始めました。アプリによると、サービスがカバーする地域はKLCC、ブキット ビンタン、プドゥ、チョーキットです。


基本料金は3.7リンギで追加料金として3kmから5.5kmは0.55リンギ、5.5km超は1リンギがさらに追加されます。サービス料として0.3リンギが追加されます。


二輪車による乗客サービスを行っているデゴ ライド社は新年の日に、プトラジャヤからシャー アラムまでの地域で700人以上の認可された運転手とともに実演を行いました。


去年11月1日に政府は公共交通のつなぎ目を改善するための手段として、二輪車の乗客サービスを認めていくと公告しました。


サービスを行う会社は、システムを評価するための6か月間のパイロットテスト期間を経て、サービス提供が認可されることになっています。一方では、二輪車による乗客サービスの法案が議会を通るのを待っている状態です。



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二輪車による乗客サービスは、メインの輸送手段とはなりえず、あくまでも公共交通機関のつなぎ目の役割を担うにすぎないという“チョイノリ”の位置づけです。3kmまで100円程度、5.5kmまで120円程度という手軽な価格で、車が激しき行きかう中、歩くよりも安全性も高いと思われます。


嘗て、私が駐在していたインドネシアでは、オジェックという二輪車による乗客サービスがそこら中で見られました。乗る前の値段の交渉から始まり、乗ってからも重心のかけ方に注意しなければならないなど、多少のテクニックが必要です。日本人でオジェックに乗った経験のある人はまずいないと思います。なかなかスリルのある経験でした。

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