マレーシアは平和?

英国の経済紙エコノミストグループを中心としたスタッフによる、163か国を対象に、24項目にわたる評価をベースとして、世界平和指標という指標が毎年発表されています。この指標でマレーシアは2019年に16位にランクされ、向上傾向にあります。日本はランクを一つ下げ9位でした。


1位はアイスランドで以下ニュージーランド、ポルトガル、オーストリア、デンマーク、カナダ、シンガポール、スロベニアが上位に続いています。米国は128位、中国は110位、ロシアは154位でした。最悪国はアフガニスタン、最悪の2番目はシリアでした。


この件についてのマレーシアに関する記事を紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。
https://www.thesundaily.my/local/malaysia-ranked-world-s-16th-most-peaceful-country-by-global-peace-index-XB1892617



Quote


“世界平和指標(GPI)でマレーシアは16位”


これについて、防衛相は次のように、1月13日夜のテレビ出演で発言しています。


「マレーシアは同時に、東南アジアで、シンガポール、日本に次ぎ3番目の最も平和な国とみなされている。このGPIは外国人投資家と観光客を惹きつけるので、重要であり、注目されなければならない。2018年は26位だったが、順位が上がったのはうれしい。これからも順位が上がっていけばいいと願っている。


防衛省、外部からの脅威に対抗し、何度も起きている誘拐事件を含め、サバとサラワクの安全の向上を果たす責務がある。サバとサラワクの安全は、陸海空軍の作戦実行によって、守られている。


実際、マレーシア軍は,東サバ防衛軍(ESSCom)とともに、東サバ安全ゾーンにおける安全管理強化によって、任務と職務を続けている。インドネシアとフィリッピンとの協力がこの問題に対抗するため強化されている。緊密な関係で犯罪頻発地と考えられてきたこの地域の犯罪減少を導いている。


2020年は、次の10年間のますます挑戦的で洗練された脅威に対応するロードマップと戦略的行動計画である、マレーシアの防衛安全産業の準備の年となる。」
DWPは昨年12月2日に議会で上程され、通過しており、2020年から2030年の間、マレーシアの国益、主権と領土を守る国の防衛の戦略的防衛を決定しています。


Unquote


世界平和指標の上位の国は経済的には小国ばかりで、これらの国々がどうなろうと、世界的な影響はほとんどない国ばかりなので、はっきり言えばWPIの順位はどうでもいいといえるかもしれません。


日本について思うに、このような指標の順位にこだわることなく、しっかりとした戸締りと抑止力を持ってほしいものだと考える次第です。

×

非ログインユーザーとして返信する