サラワクで中国製の水素ガスバスが運行

サラワクで水素を燃料とする、中国製の水素バスが運行されるというニュースを紹介します。記事原文は次のURLを参照してください。
https://www.thestar.com.my/news/nation/2020/01/21/kuching039s-china-made-hydrogen-powered-free-bus-service-commences-jan-22



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“水素を動力とする無料の中国製のバスが1月22日からクチンで運行されます”


クチンの2つのルートで、州の交通省とサラワク経済開発公社(SEDC)とのジョイントで運行されます。信頼でき、合理的で、安全でエコにやさしいサラワクの公共交通を促進するのが目的です。


観光と公共交通の促進を目指す、試験プロジェクトという位置づけになっています。州の交通省が監視し、公共交通を促進するため、水素ガスのバスを追加する可能性があるとのことです。


現在は中国のフォーシャン 自動車製造会社が作った3台のバスがあり、SEDCが運用にあたります。


14kmのダウンタウン ヘリテージ循環はクチン ウォーター フロントからセントラル チムール、バン ホック ロード、リバーサイド マジェスティック ホテル、クバー リアで67kmのダマイ循環はリバーサイド マジェスティックからダマイ セントラルのルートになります。


運賃は現在無料で、午前7時から午後7時まで毎日運行されます。サラワク州知事によると、「これは公共交通開発を進めていく州としては第一歩になる。次の段階は水素を使った公共交通の改善です。


今の段階では、電気は3年から5年でバッテリーは廃棄することになるので調査によると電気に比べて水素の方に軍配が上がる。我々は選択肢を今まで調査してきたが、水素は排気ガスがゼロなので、ベストの選択だと思っている。バスは毎タンにすれば、300kmまたはクチンルートで15循環できる。高速WIFIと、例えばバスの現在地、通勤客用の最短の公共交通駅を示すグーグルで乗り換えがわかるとともに、プロモーション案内や興味ある面白い場所の表示をするといったH2sarawaku アプリを備えています。」
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水素ガス車はトヨタのミライの専売特許だと思っていましたが、さすがパクリの中国です。水素ガスのバスを作っていました。


水素ガス車はエンジンが動いているときには排出されるのは水だけですが、水素を作るときに大量の石油を使うので、これを考慮に入れるとどちらが石油を多く使うことになるかという問題に帰着します。あとは車両の価格の比較になりますが、厳密に計算してどちらが有利になるかという問題になるのではないでしょうか。

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