偽札への対処

新聞の投書欄に出ていた記事を紹介します。


「17,200リンギのパーソナルチェックを銀行で換金したところ、1万リンギの100ドル札の束と7,200リンギの100ドル札の束を紙幣カウント機にかけて、枚数を確認後渡してくれました。それを他の銀行に預けるためそのまま持ち込んだところ、その銀行では偽札識別機にかけて、7,200リンギの束の中から、2枚の100リンギ紙幣をはじき出して、偽札として判定し、受け取りを拒絶されました。最初の銀行にクレームしたところ、一旦銀行の建物を出た以上は、銀行としては責任をもてないといわれ、クレームレターのホウムを渡され、記載事項を埋めてから、提出するように言われました。数週間経ちますが、いまだに返事はありません。本来ならば、現金を客に渡す前に、偽札の識別をするのが銀行としての責任ではないか?」という内容です。


札の真贋を検査する機械があるならば、客に現金を渡す前に真贋検査をしておくのは、銀行の責任だと思いますが、細かい札の場合はそのまま銀行が受け入れてしまっているため、偽札を客に渡すということが発生するということでしょう。少額の場合はいちいち真贋検査をしていられないが、多少の偽札が出ても、効率上やむをえないということでしょうか?


銀行の建物から出てしまうと、銀行は責任を取ってくれないという銀行のスタンスは十分に納得できることですが、その前提として、銀行で渡される札には偽札が入っていないという信頼があることです。


その信頼がなくなれば、いちいち真贋検査機を通すように要求しなければならず、それも煩わしいことです。


少額の偽札の受け取りリスクはある、ということを前提に現金取引をする必要があるということになるでしょうか。多額の取引には、現金ではなく、チェックを利用するのが安全だということが結論でしょうか。

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