住むにはKLと田舎のどちら?

マレーシアに来て、KLなどのクランバレー地区とそれ以外の地方のどちらに住むのがいいのかという問題ですが、住むなら断然田舎をお勧めします。まだ働いている場合には勤務場所の近くがいいに決まっていますが、そうでないならば、田舎に住むことを断然推奨します。


理由:
1.KLなどのクランバレー地区はは人が多すぎて、ゆっくりできない。→車の渋滞が発生する。駐車するのも一苦労


2.家賃が高い


3.田舎といっても、住環境(所謂インフラ)が整っていないど田舎ではなく、ある程度人が住んでいてインフラに支障がない地方都市ならば、快適な生活をエンジョイできる。


4.地方都市とKL中心部との間の交通状況は、高速道路が完備されているマレーシアでは移動時間を度外視すれば移動に支障がない。高速バス網も発達している。中心部との移動時間がかかるのは確かにネックではあります。


5.人が少ないため、人とのネットワークは築きにくい点はありますが、人との関係に重きを置かない人にとってはマイウエーで自分の道を進めます。


以上一般論として書いてきましたが、私の場合について、少し具体的に書いてみます。


私は2007年、第一の人生である最初の会社を退職し、その会社の紹介で別の会社に、マレーシア勤務ということで再就職しました。マレーシアに来てまず住居の選択から始めました。会社の不動産エージェントに連れられて行ったのは、KL中心部、モントキアラ、バンサー、ミッドバレー、タマンセプテ、タマンデサなどでした。いづれもコンドミニアムでしたが、中には庭付きの2階建ての建物もありました。当時モントキアラは、中には既に完成していたコンドもありましたが、ほとんどはまだ開発中で、建設中のコンドも多く、建設の土埃が周囲に舞っていました。そんなこともあり、モントキアラはまず敬遠、KL中心部も都会過ぎて敬遠、タマンデサは名前の通り(デサとは村の意味)田舎風で、中でも清水建設が建てたというOBDガーデンは下に中国人が経営する日本食堂もあり、候補としました。


バンサーには、候補となったコンドは何箇所かありましたが、中でも気に入ったのはバンサーショッピングセンター(BSC)斜向いのスリペナガでした。ここは、KL中心部から近い割には静かな雰囲気で、プール周りには長いすが並べられ、欧米人がリゾート地のように、長いいすで寝転がって寛つろいでいました。ゆったりした雰囲気です。セキュリティーも完璧で、後から聞いたところ、彼らはネパール人で軍隊や警察出身者がほとんどで、セキュリティーのプロだということです。斜向いにBSCがあるのも魅力でした。


結局、スリペナガに決定し、会社勤務中はそこに住みました。


会社退職後はMM2Hビザを取得してKL市内のミッドバレーにコンドを借りました。ミッドバレーのメガモールに近く、歩いていくことができました。場所は便利なところでした。家賃値上げ問題がでて、それをきっかけに、そこから地方都市である、イポーに移ることにしました。2017年のことです。以来、コロナ退避の期間の2年半を除いて、6年間イポーに住んで来ましたが、移ってきて正解だったと考えています。ゴルフ場まで5分ほど、渋滞は全くなく、ゴルフには絶好の場所でした。こんなに恵まれた場所はなかなかないと思っています。見てみると、結構な頻度で引っ越しているのが分かります。長くいると飽きが来るみたいです。

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