イポーからKLIA2のバスチケットをゲット

イポーからKLIA2へのバスの便を苦労の末ゲットしました。参考のため、その経緯を紹介します。



帰国準備のためイポーのアマンジャヤ バス ターミナルからのバス便をネットで検索したら、便がないとのこと。今なら代替手段の手が打てるので早めに予約しようとしておいてよかったです。交通については行動規制の対象外ということでしたが、話が違います。しかしここはマレーシア。そんな話は山ほどありますが、黙って受け入れるしかありません。


その代替手段としては、KTMでKLセントラルまで行き、そこから高速鉄道でKLIA2まで行く方法がありますが、KTMもトライしてみましたが予約ができません。


最悪は割高でもタクシーを使うしかありません。最悪も想定の上、念のため、アマンジャヤ バス ターミナルに行ってみました。


クローズしているカウンターが多い中、開いていたあるバス会社の事務所に行って、バスの便の有無を聞いたところ、チケットカウンターへ行け、とのこと。


カウンターで、行先と日にち、希望時間帯を言うと探してくれ、当初想定した時間は運休で、予定した時間よりも1時間早いながらもチケットの購入はできました。なんでも、便数を絞り込んでいる、ということです。ダイヤが乱れており、ネットでの予約、購入は停止しているとのことです。


想像するにKTMの予約がネットでできなかったのも、ネットでの予約を停止している可能性が高いです。(あくまで推定ですが)


KTMでKLセントラルに行き、ERLに乗り継ぐか、またはバスでKLIA2に行くのに、チェックイン荷物40KGと持ち込み荷物7KG合計47KGの荷物を持っての移動はちょっと辛いものがあるので、バスの便が使えるのはよかったです。


ネット予約が使えなくなっているならば、その旨予約ページに書いておけよ、と言いたくなります。不親切この上ないと思います。これもマレーシアならではのことで、日本の行き届いたサービスになれてしまっている消費者には不満が出るのは仕方のないことです。


ゴルフ場が閉鎖され、時間ができたので、早めに手を打てて、よかったと思っています。これは怪我の功名ということになるのでしょうか。ゴルフ場がクローズでなければ、出発ぎりぎりまでゴルフをやっていては、時間的にこのような余裕はできなかったと思います。


やるべきと事は結構出てくるもので、明日モールへ行って帰国までの食糧調達と銀行関係の手続きをしてくる予定です。荷物づくりもあるし、時間を有効活用しています。

行動規制期間の詳細

サラワク州で発行されているボルネオ ポストを引用して、行動規制命令による期間に、閉鎖するところと、開いているところの説明がされているので紹介します。
記事詳細は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/what-stays-open-what-closes-during-movement-control-order-kpdnhep-director-explains-AJ2139174




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“行動規制期間中に関する説明”


サラワク州の国内通商消費問題省が掲題について詳細説明をしています。


「スーパーマーケット、ウエットマーケット、コンビニは期間中開いています。KFCやマックのドライブスルー、デリバリー、テイクアウエー サービスも利用できます。グラブフード、フードパンダなどの食品デリバリーも利用できます。


郵便局、電気、水道、病院、銀行、株式取引所も開きます。火葬場、墓地、医療クリニック、薬局も開いています。


ゴルフクラブ、バー、パブ、ディスコ、カラオケ センター、マッサージ センター、足裏マッサージ センターは閉鎖されます。自動車整備工場、床屋、美容院、肥料殺虫剤店、ペット ショップ、観賞魚店も閉鎖です。


モスク、祈祷所、寺院、教会のような宗教施設も閉鎖です。


くじ店、カジノ、スパ、ジム、スポーツビル、も閉鎖されます。


結婚式、割礼式、宗教行事、ベビーシャワー パーティーなどの個人的な行事は、可能であれば延期またはキャンセルを要請します。」


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役に立つ情報としては、最近よく見るグラブ フードやパンダフードなどのデリバリーサービスが利用できること、スーパー マーケットとウエットマーケットが開いているということでしょうか。


残念ながら、ゴルフ場については該当期間、ジム、ドライビングレンジ、プール、売店などの付属施設も閉鎖されるという連絡がゴルフ場からもありました。


帰国日の3月30日まで、どうやって過ごすのかが、私としては今の最大の問題点です。


それにしても、マレーシア人は国外に出ることもできず、閉じ込められるということです。逆にすべての外国人は入国禁止になります。外国人は、いったん出国すると入国できないということになります。一応期限付きですが、万一を考えて、準備をしておく必要がありそうです。

代理戦争

今、マレーシアでは武漢コロナにかかわるフェークニュースを含めた話題で持ちきりです。武漢コロナの陽性患者が増加しているニュースが出たからか、マスクについてどのような効果があるのか知ってか知らずか、マスクをつけた人が急に増えてきました。笑ってしまいますが、おかしな現象が起こっています。イベントの順延中止効果も手伝い、人通りも少なくなっているのを感じます。「みんな家に引きこもってしまって、店内はガラガラです。」といつも行く食堂の主人がこぼしていました。


一方で日本では、学校の閉鎖で、家で子供だけで食事をするため、子供でも作れるインスタント食品や冷凍食品が品切れ状態とのことです。


こんな状態が続けば、経済に悪影響が出てきます。世界的に、対策としての金融政策はすでに出尽くし感があり、余力が少なく、財政政策の方は、各国の財政事情はどこも余力が少なく、財政出動のために国債発行に頼らざるを得なくなるのではないでしょうか。減税も一つの政策手段としてはありますが、財源問題という意味では財政政策と同じ問題を抱えることになります。


マレーシアでは、前首相のマハティールが「今の状況は1997年のアジア通貨危機の時よりも悪い。」と語り、危機感を顕にしています。リンギの通貨としての真価が問われることになりそうです。


そんな中で、3月16日に政権党であるPPBS(ベルサトウ)の党の役員選挙の立候補が締め切られ、会長はマハティール以外に立候補なく、無投票選出が決定。総裁候補として現首相のムヒディンとマハティールの次男のムクリズとあと1名が名乗りをあげたというニュースの概要を紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。
https://www.thestar.com.my/news/nation/2020/03/16/bersatu-polls-dr-m-remains-chairman-muhyiddin-faces-mukhriz-for-president039s-post
 


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“ベルサトウ選挙:マハティールは会長留任、ムヒディンは総裁ポストを争う”


ムヒディンは2名の対抗馬と総裁選へ。


ベルサトウ初めてとなる党内選挙の総裁選で、マハティールの次男のムクリズと、あと無名の1名がムヒディンと総裁ポストを争うことになります。


ムヒディンはアブバカールが推薦、ムクリズは兄のモコウザニが推薦人、マルズキが後援します。マルズキは副総裁選に出馬し、ムクリーズが推薦し、マハティールが後援します。
3名の副総裁には15名が出馬し、20名の最高顧問には約169人の候補が争います。


規定上4月18日が選挙日となるが、6月30日まで会合や集会は休止するという決まりのため、順延されるのは決定的です。党の年次集会は6月26日から28日に予定されていましたが今後発表されるまで順延されることになります。


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発足したばかりの内閣ですが、早くも人選をめぐって内部対立が起きているようです。党員数としては最大議員数のUMUNOが議員数の割に閣僚数が少ないとか、重要ポストについていないとかの不満を言いたてているということです。


もともと、UMNOとPPBMが組むというのは権力欲にかられた無理筋の話で、早晩崩壊するのは最初から明らかではありました。


総裁の席を争うムヒディンとマハティールの次男である現クダ州首相のムクリズの事実上の一騎打ちではないでしょうか。マハテールとムヒディンの代理戦争とも言えます。

マレーシアで3月18日から月末まで行動規制命令

緊急の通知がマレーシア政府から発出されたという知らせがマレーシアの友人からあり、シェアします。


記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.theedgemarkets.com/article/malaysia-imposes-restricted-movement-order-march-1831-contain-covid19?type=malaysia


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“マレーシア政府は武漢コロナ封じ込めのため3月18日から31日までの行動規制命令をだす”


ライブの演説で、首相は語っています。「規制命令は1988感染症予防管理法と1967警察法に基づく。スーパーマーケット、コンビニを除く、すべての事業施設、宗教施設が規制の対象となる。大勢の集会、社会、文化活動も禁止される。特にムスリムに対しては、金曜礼拝を含め、すべてのモスクにおける活動の延期も、3月15日の特別精神的健康会議の決定に沿うものである。海外から帰るすべてのマレーシア人とすべての旅行者、外国人訪問者には義務を課す。海外から帰ったばかりの人は、保健チェックを受け、14日間の検疫と自己検疫を実施する
教育施設も幼稚園から高等教育機関まですべて閉鎖される
水道、電気、エネルギー、通信、郵便、交通、灌漑、石油、ガス、燃料、潤滑油、放送、月を除くすべての政府および民間施設を閉鎖する。


国民はパニック買いに走ることなく、担当省庁には十分な食料供給を確保し、マスクを含めたその他の必需品が買えるように強調した。」


質問があれば、03-88882010のホットラインへ。


今の時点で、マレーシアは553人の陽性患者がおり、35人は回復しています。



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もっとも関心が高いゴルフ場も3月18日から月末までクローズということになりそうです。


そうであれば、マレーシアにいる意味がなくなるので、早く帰国したいと思うばかりですが3月30日まで一体何をすればいいのでしょうか?

マレーシアの陽性患者が急増

マレーシアの武漢コロナの陽性者数が、3月15日に新たに190人増加、累計で428人になったというニュースを紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。
https://www.thestar.com.my/news/nation/2020/03/15/covid-19-190-new-cases-recorded-bringing-total-number-to-428


なお、マレーシアの保健省のホウム ページも参照してください。
http://www.moh.gov.my/index.php/pages/view/2019-ncov-wuhan
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“武漢コロナ:新たに190人が陽性となり合計428人が感染”


保健省によると、3月15日にマレーシアの新たに判明した陽性患者数がこれまでの最多の190人を記録し、合計428人になりました。保健相によると、新たに判明した陽性患者のほとんどは、2月27日から3月1日にわたって開催されたスリペタリンのマスジット ジャメでの、流布プログラムの参加にかかわりがあるということです。


このプログラム参加者について、保健省は追跡調査を行い、参加者は最寄りの保健所に連絡を取り指示を受けるように呼びかけています。プログラム参加者はプログラムの終了後、または陽性と判別された人との濃厚接触があってから14日間の経過観察が必要とのことです。プログラム参加者は、マレーシア人にこれ以上の拡散をさせないために当局に協力するように呼びかけています。


これまでの国内の累計陽性者数428人のうち、9人は人工呼吸が必要で、ICUで手当てを受けています。一方7人は既にスンガイ ブロー病院から退院しています。


42人はこれまでのところ回復しています。また、フェークニュースには気を付けるようにと語っています。


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これまでの武漢コロナの概数を見てみると、中国が陽性80,844人、死亡者3,199人、イタリアが陽性17,750人、死亡者1,441人、イランが陽性12,729人、死亡611人、南朝鮮が陽性8,162人、死亡者75人となっています。もちろん、中国の数字は全くあてにならないことに留意する必要があります。また数値は先週末時点なので、現在は数字が動いています。


参考までに日本(クルーズ船を除外し、チャーター機での帰国者を含む)は陽性777人、死亡者22人です。


マレーシアの場合は陽性428人、で死亡者は出ていません。


以上が客観的なデータです。


イタリア、イランとも一帯一路関連事業で大量の中国人労働者が入国しており、武漢コロナに感染するリスクが高い素地があります。


マレーシアについては宗教行事を除いては大規模行事の自粛、学校の休日延長などの防御措置を取っており、陽性患者数も比較的少ないことから、今の傾向が維持されれば日本の入国規制の対象になるリスクは低いと考えられますが、日本人であっても検疫対象になるリスクが全くないとは断言はできません。自分自身が感染しないように十分注意しながら、帰国まで待ちたいと考えています。いざとなった時にバックボーンとなるのは、日本人としてのアイデンティティです。