JPJとイミグレのジョイント取り締まり

マレーシアにおける交通違反の取り締まりで聞くのは、カメラを使ったAES(自動取り締まりシステム)によるものがほとんどで、たまに道路税の納付をチェックするため、窓ガラスに張ったステッカーのチェックがされます。


イミグレとJPJが共同で取り締まりを実施したというニュースを紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thestar.com.my/news/nation/2019/12/04/over-4k-motorists-and-238-immigrants-arrested-in-joint-jpj-immigration-sting#iXDp0pqRLArO9VQy.99


Quote


“JPJとイミグレによる共同取り締まりで4千人を超える運転手と238人の流入者が罰金を受け逮捕された “


全国で実施された、JPJとイミグレの共同取り締まりで、様々な交通違反により、合計4,368人が罰金を科せられた。さらに238人の不法流入者が逮捕され、別の219人の外人が様々な交通違反により拘束されました。その大多数は有効な運転免許証を所持していなかったため、ということです。


12月2日から4日までの3日間にわたり実施された全国一斉の取り締まりは、国内の外人をターゲットにしていました。JPJの総部長は次のように語っています。


「共同取り締まりは国内の外人をターゲットにしたもので、国の主権と規則が護られることを確保するために行われた、ジョイントの戦略的取り締まりだ。このような取り締まりは、外人の間で捕まるかもしれないという意識を持たせ、その結果、交通の安全と国家の調和にいい影響をもたらす。罰金を受けた者の3大違反は、無免許1,454件、免許失効949件、無保険851件となっている。4,841件の通告も行った。さらに205台の車両を押収した。ジョイントの取り締まりに加わったのは、JPJ1,102人、イミグレ500人の取り締まり官だった。」


イミグレの総部長は次のように語っています。「イミグレは外人の有効な旅券の所持に重点を置いた。特に商業運転免許の所持に焦点を置いた。このようなジョイントのの取り締まりは、イミグレとJPJの法が現場で取り締まれることを可能にし、人員の時間と仕事を効率化する。逮捕されたものの中には25人の女性と4人の子供がいた。多数の者は、ミヤンマー、インドネシア、バングラディッシュ出身者で、オーバーステーか有効な旅券の不所持だった。」


Unquote


マレーシアに私が来たのは2007年3月でしたが、それ以来免許証の提示を求められたのは3回だけです。1回目はまだこちらの会社に勤務中のことで、深夜に酒酔い運転のチェックで、免許証の提示を求められました。その時の検査は警官に息を吹きかけるという原始的な検査で、無事解放されました。2回目は高速道路上で、急に1人の警官が出てきて免許証の提示を求めてきました。他の警官の姿はなかったので、今から思えば、何かあらを見つけて、小遣い稼ぎをしようと思ったのでしょう。何も付け入るスキがなかったのか、無事に解放されましたが。3回目は夜遅く、月食を見るために、公園の駐車場に駐車していたところ、麻薬所持か取引の疑いを持ったのか、車の中の検査と、免許証の提示、パスポートの提示を求められました。パスポートは持っていなかったので、散々嫌味を言われましたが、免許証がパスポート代わりになり、これも無事解放されました。


パスポート不所持は、一斉取り締まりでは、かなりやばいことになるかもしれません。コピーは最低限所持しているべきだと思います。

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