新たなマレーシアのユネスコ文化遺産

東南アジアに広く伝承されているSILATという武道が、ユネスコによってマレーシアの無形文化遺産として認知されたというニュースを紹介します。記事の原文は次のURLを参照してください。https://www.thesundaily.my/local/malaysia-s-silat-receives-unesco-recognition-GJ1759976


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“アレーシアのSILATがユネスコによって認知された”


武道であるSILATが、今年のユネスコの人類カテゴリーの無形文化遺産の代表リストに成功裏に記載されました。12月9日から14日の期間、コロンビアのボコダで開催されている第14回無形文化遺産の保護のための政府間委員会でこれが決定されました。


観光芸術文化相は次のように語っています。「選出されたメンバー国で構成される24人のメンバーからなる国際機関でこの決定がなされた。SILATは我が国の長い期間にわたる文化遺産の宝であるので、ユネスコによるリストアップでSILATは世界的なものとなる。


ユネスコによる認知は、マレーシアの世界遺産を守る約束を反映した結果でもある。SILATと関連書類に対する名乗りは、昨年3月30日にパリのユネスコ本部に提出され、政府と各州の様々な部局の協力を受けた。


2008年にトルコのイスタンブールで開催された第3部会で(名乗りを上げたのは2005年でしたが)、MAK YONGが、人類カテゴリーで口述無形文化遺産の傑作とされて以来の重大事となる。それに続き、昨年モーリシャスのポートルイスでの第13回部会で人類カテゴリーの無形文化遺産の代表リストにDONDANG SAYANGが載りました。今回の認知でメンバー国との関係がさらに強化され、将来マレーシアが国の価格のつけられない文化遺産を提案することを可能にすることになる。」


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SILATについて調べてみると、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ南部、ベトナム中央などの地域に伝わっている武道ということで、東南アジアゲームでも実演されているようです。スマトラから進駐してきたマラッカ王国との関係がありそうですが、それ以上の詳細は調べ切れていません。


大航海時代に植民地主義者によって、東南アジアが分断されましたが、インドネシア、フィリピンの一部、マレー半島、インドシナ半島などの東南アジア地域はもともとは広い範囲の文化圏であったことが窺われます。

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