カチャン タナーとは

カチャン タナーというのはマレー語ですが、直訳すると”土地の豆”でピーナツのことをこういいます。カチャンは豆、タナーは土地を意味します。


ピーナツに虜になってしまって、ピーナツを求めて、果物も売っている小さな店に入って、”カチャンタナーはありますか?”と聞いたところ、中国人が経営するその店の主人が、何のことか分からないというような顔をするので、”ピーナツですよ”と言うと、”ああ!”と言ってピーナッツの袋を指差しました。


マレーシアに入ってきている中国人はマレー語を解しない人が多く居ます。英語は大体分かるようなのですが、英語さえも解しないで、中国語、しかも広東語だけで生活している人も居るぐらいです。すごい!と感心してしまいます。他国に来て自分の国の言語だけで生活できてしまうのだから、マレーシアは懐が深い。生活ができているのだから、商売は成立しているのでしょう。仕入れも販売も仲間内だけを商売相手としていて、生活が成り立っているのだから、ある意味植民地みたいなものです。


購入したピーナツは微妙な味付けが効いていて、しかも湿気てはおらずとても美味しかった
です。スーパーでは買わず、街中の小さな店の方が、自分で見つける楽しみもあり、美味しいものがありそうです。


言葉の問題に戻ると、このところマレーシアではマレー語の表現が増えてきているように感じます。公官庁の文書はマレー語オンリーですし、公の文書はマレー語のみというのが多くなっているように感じます。TM(テレコム マレーシア)、マクシス(携帯電話会社)などから来るメール、SMSもマレー語ばかりになっています。


翻って、日本はどうかというと、看板には英語はもとより、中国語、朝鮮語も併記されています。観光客の利便性を考えたことは分かりますが、中国語、朝鮮語の併記までも必要なのでしょうか?排外主義を主張するつもりはありませんが。

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