満期前の定期預金を下ろすにあたって

満期前の定期預金を期日前に降ろすことは、基本的には契約違反であり、相当のペナルティを課されることもありえます。


今回、MM2H用に預金した5年定期の満期が2026年7月であるところ、今月解約することになりました。


銀行は解約には応じるが、今まで払った利息は返してくれと、主張しています。自動更新になっていて、新たに設定された設定日は2021年7月で、満期日は5年後の2026年7月になっています。この間、2022年1月、7月、2023年1月に途中利息を半年ごとに受け取っていました。銀行の主張は筋が通っており、受け取った利息の返還は納得できることです。


前回、「イミグレからの書状は受け取ったが、口頭による確認が必要で、そのときサインが必要だから後日来てくれ」、という要請に従い、午前中に訪問したところ、「電話をかけても、イミグレは誰も出ない。確認が取れたら電話するから。」と言われ、自宅に戻って待っていたところ、全く連絡がありません。銀行の閉店が迫りつつある中、業を煮やして電話なしでつめかけて、「イミグレの確認はとれましたか?」と尋ねたところ、「電話しても誰も出ない。」と言って、お手上げの様子。


私は「イミグレの書類はもらってきて、既に提出しました。この上に口頭による確認が本当に必要なのか?」と追求すると、「紙では確認できているが、銀行の手続き上、口頭確認が必要。」と譲りません。「それでは、サインだけはしておくから、手続きは進めてください。」と強い  口調で言うと、しぶしぶ、手続きを始めました。なんだ、結局口頭による確認は必要ないということか。手続きを遅らせるエクスキューズだった、と納得。


その後は、手続きは順調に進められました。


だめもとで、「受け取った3回分の定期預金の金利は返したが、その間の普通預金に適用される金利は付かないのか?」と聞いたところ、普通預金ではないので、利息は付かない、とのこと。期待はしていなかったので、そこはすんなり、受け入れました。


日本では、銀行員というと、ステータスが高く、頭脳も優秀だと思われがちですが、マレーシアではそうでもないようです。変な書類にまでサインさせられました。それは「解約日から当初満期日である2026年7月までの利息は受け取らない。」という書類へのサインです。そんなことはわざわざ確認するまでもなく、当たり前だのクラッカーですが。藤田まことと白木みのるのコマーシャルを思い出しますが。


マレーシアの銀行員の質はどうなんでしょうか?優秀な人は銀行員にはならない?時々は優秀と思われる人もいることはありますが、色々な人がいるということでしょう。


やっと手続きが始められ、解約した定期預金の既払いの利息を差し引いた残額が普通預金にトランスファーされました。これにて一件落着。

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