空港高速に乗って感じたこと

KLにいたときは、当初はKLセントラルからKLIAに行くのに空港高速は快適でよく使っていましたが、料金が高速バスに比べて遥かに高いので、バス便を使うようになり、ほとんど使わなくなっていました。


今般、プトラジャヤ行きで使ってみて、空港までノンストップで行くだけでなく、途中にとまる便もあり、しかも時間通りに運行され、運行本数も多く使える交通手段であることが分かりました。料金も近距離であれば高くはありません。たとえば、バスのターミナルであるTBSやプトラジャヤに行くには、混雑するKL周辺を避けるためには便利な交通手段です。


空港行きのこの線を途中下車で使うのは初めてなので、ボタンを押さないとドアが開かないことが分からず、教えてもらって始めた分かった次第です。


また乗車券も以前はタイの地下鉄のようなプラスティックのトークンが使われていましたが、今はレシートのような紙にQRコードが印刷されており、それを改札の出入りに読み取り機に読ませるようになっていることも、今回始めて知りました。


世のなか、いいのか悪いのかわかりませんが、どんどん変化しています。

定期預金引き出しに銀行に行ってみて

移民局からのMM2H用定期預金引き出しに関するリリースレターを持って、銀行に定期預金を引き出しに行きました。


銀行によると、「移民局に確認を取るので、1日待ってほしい。」とすぐには引き出せないということと、さらに、「満期が来ていない5年定期なので、その間に支払い済みとなっている金利を元本から引きます。」ということでした。


日本と比べて高金利なので、金利が累積するとかなりの高額になります。その場では、早くマレーシアとは縁を切りたいので「いいですよ。」と言いましたが、あとでよくよく考えてみると、引かれる額は日本とマレーシアを往復する航空運賃よりもかなり高額です。それだけ高金利をエンジョイしてきたことになります。そのツケが回ってきたという感じです。


定期預金の満期日は2年半先の7月です。満期日にマレーシアに来て満額を受け取るのもいいかなと思い始めました。そのときまで普通預金も置いておく必要があります。
即引き出しと満期まで待つのと、どっちが有利かを考えれば、諸経費を差し引いても満期まで待つほうが有利です。あの場では「いいですよ。」と言ったが、それを撤回し、定期預金の自動更新を取りやめ、満期に引き出すことに訂正することにします。
日本であまったリンギをどうするかを検討していたので、これはこれで支障はありません。


銀行の論理も分からないではありません。5年の約束で預かったものを、その途中で引き出されたら資金運用に支障をきたします。途中で払った金利を返せ、というのは尤もではあります。理にかなっているので頷くしかありません。


その後、持ち帰って数字を検証してみたところ、定期預金は前の証書の満期日、2021年7月11日に60ヶ月定期預金に自動更新されていて、満期日が2026年7月11日になっています。金利は当時のマーケットの低金利を反映していて計算してみると、年利2.01%です。


それ以降、利払いは2022年1月11日、同7月11日、2023年1月11日の3回実施されており、合計4,686リンギの利息を受け取っています。途中解約するならば支払った利息合計4,686リンギを元本から差し引くというのが銀行の主張です。銀行も2.01%という低利の調達金利を逃ししたくないのは当然の行動でしょう。企業としては当然の主張です。


更新日であった2021年7月11日には日本に帰っており、自動更新を止める手段はなく、今となっては覆す手段がありません。損の最小化、利益の最大化のためには、定期預金を解約せず、満期日の2026年7月11日まで引き出しを待つのが最適行動だと思いなおしました。


しかしよく考えてみると、2.01%PAという低金利で為替リスクを負ってまでこのまま、満期まで置いておくのも得策とは思えません。ペナルティーを払っても解約すべきであると思い直しました。


"To be or not to be. That is the question."の心境です。


日本でUSD預金で運用するか、円にかえて株で運用するほうがよっぽどマシであると思っています。それによって、USD送金するか、円で送金するかを決定します。


判断がコロコロ変わります。

乾季雨季

世界の気候分類区分ではマレーシアは熱帯雨林気候に属するそうですが、言われているような典型的な熱帯雨林気候ではないように思います。


年中、雨が降っているわけではないし、湿気に充満されているわけでもありません。いわゆる乾季には雨は全く降らないし。ただ、明確な乾季雨季の区別はないということはいえます。


今はちょうど雨季のシーズンで一日のうちで雨が降る時間がある 程度ということです。ただ、場所によって違うかも知れませんが、一日中雨が降っているわけではなく、数時間降ってすぐ止んでしまうということがほとんどで、雨季と言う感覚はほとんどありません。


事実イポーでは、この雨季に入ってから、ゴルフをやっていて途中で雨に降られたことは4ヶ月中1日しかありませんでした。この雨季は今年は2月で終わるということです。


そういう事情も合ってか、私は雨季のほうが過ごしやくていいと思っています。
強烈な日光の照り返しはないし、朝はむしろ肌寒さを感じます。高原のキャメロンハイランドにいるようにも感じます。しかし、日中、晴れると、熱帯特有の強烈な照り返しに遭遇することもあります。涼しい朝と強烈な太陽光線、この相反する環境に出会えて、異国にいることをしみじみ感じます。

オメガ3はマレーシアには売っていないみたい

日本に居るときはオメガ3の油を摂取していたのですが、マレーシアの店を色々探してみたのですが、ついに見つけることができませんでした。


オメガ3について、若干解説すると、食品では青魚などに含まれる不飽和脂肪酸で、油そのものは亜麻仁油、エゴマ油として販売されています。


熱に弱く、熱ですぐ酸化し分解してしまうので、生のまま摂取します。


オメガ3の効果としては、受け売りですが、悪玉コレステロールを退治し、善玉コレステロールを増やすと言われています。その他さまざまな健康効果があると言われており、自身の経験から健康維持効果があると感じてはいました。


マレーシアでは店をいくら探しても見つからないので、困ったときは通販、ということで、LAZADAのサイトを見に行くと、あることはありました。


オメガ3関連商品であったのはfish oilかまたはそのサプリメントでした。
fish oil ということは魚(青魚)から抽出したオイルでしょうか?名前を見るだけで気持ち悪そうです。サプリメントは摂取する気にはならないので、マレーシアでオメガ3製品を購入することはあきらめ、日本に帰ってから購入することにします。

住むにはKLと田舎のどちら?

マレーシアに来て、KLなどのクランバレー地区とそれ以外の地方のどちらに住むのがいいのかという問題ですが、住むなら断然田舎をお勧めします。まだ働いている場合には勤務場所の近くがいいに決まっていますが、そうでないならば、田舎に住むことを断然推奨します。


理由:
1.KLなどのクランバレー地区はは人が多すぎて、ゆっくりできない。→車の渋滞が発生する。駐車するのも一苦労


2.家賃が高い


3.田舎といっても、住環境(所謂インフラ)が整っていないど田舎ではなく、ある程度人が住んでいてインフラに支障がない地方都市ならば、快適な生活をエンジョイできる。


4.地方都市とKL中心部との間の交通状況は、高速道路が完備されているマレーシアでは移動時間を度外視すれば移動に支障がない。高速バス網も発達している。中心部との移動時間がかかるのは確かにネックではあります。


5.人が少ないため、人とのネットワークは築きにくい点はありますが、人との関係に重きを置かない人にとってはマイウエーで自分の道を進めます。


以上一般論として書いてきましたが、私の場合について、少し具体的に書いてみます。


私は2007年、第一の人生である最初の会社を退職し、その会社の紹介で別の会社に、マレーシア勤務ということで再就職しました。マレーシアに来てまず住居の選択から始めました。会社の不動産エージェントに連れられて行ったのは、KL中心部、モントキアラ、バンサー、ミッドバレー、タマンセプテ、タマンデサなどでした。いづれもコンドミニアムでしたが、中には庭付きの2階建ての建物もありました。当時モントキアラは、中には既に完成していたコンドもありましたが、ほとんどはまだ開発中で、建設中のコンドも多く、建設の土埃が周囲に舞っていました。そんなこともあり、モントキアラはまず敬遠、KL中心部も都会過ぎて敬遠、タマンデサは名前の通り(デサとは村の意味)田舎風で、中でも清水建設が建てたというOBDガーデンは下に中国人が経営する日本食堂もあり、候補としました。


バンサーには、候補となったコンドは何箇所かありましたが、中でも気に入ったのはバンサーショッピングセンター(BSC)斜向いのスリペナガでした。ここは、KL中心部から近い割には静かな雰囲気で、プール周りには長いすが並べられ、欧米人がリゾート地のように、長いいすで寝転がって寛つろいでいました。ゆったりした雰囲気です。セキュリティーも完璧で、後から聞いたところ、彼らはネパール人で軍隊や警察出身者がほとんどで、セキュリティーのプロだということです。斜向いにBSCがあるのも魅力でした。


結局、スリペナガに決定し、会社勤務中はそこに住みました。


会社退職後はMM2Hビザを取得してKL市内のミッドバレーにコンドを借りました。ミッドバレーのメガモールに近く、歩いていくことができました。場所は便利なところでした。家賃値上げ問題がでて、それをきっかけに、そこから地方都市である、イポーに移ることにしました。2017年のことです。以来、コロナ退避の期間の2年半を除いて、6年間イポーに住んで来ましたが、移ってきて正解だったと考えています。ゴルフ場まで5分ほど、渋滞は全くなく、ゴルフには絶好の場所でした。こんなに恵まれた場所はなかなかないと思っています。見てみると、結構な頻度で引っ越しているのが分かります。長くいると飽きが来るみたいです。